PLEASUREとは
市販の表計算ソフトでは表示が困難な、大量の時系列データも軽快にトレンドグラフに表示します。また独自の高速データ表示処理技術により、過去から現在へ高速にスクロールしたり、様々なスケールでの表示要求にも瞬時に対応することができます。
もともと、ガラス、セラミックスの製造プラントの操業の改善を目的として開発され、様々なメリット創出をサポートしています。
- 過去データの迅速な参照による、異常の早期発見。
- 欠点発生タイミングの規則性把握による品質改善。
- 制御ロジックのエラー発見。
- 温度変動の原因となっていた計測器の不具合を発見。
- 長期変動にルールがあることを発見、長期変動を考慮したオペレーション指針策定。
その特長により、ガラス、セラミックス製造分野だけでなく、鉄、エネルギー関連、機能材料、医療、宇宙関連等、様々な分野に豊富な導入実績を持ちます。
開発のコンセプト
様々な製造工程において、トラブルの兆候を発見する際に、異常発生がデータにはっきり表れる場合は、判定手順を自動化し警報出力させることができますが、そうはいかない場合が多くあります。例えば、微妙な温度変動、様々なばらつき要因が存在する場合(計測器やセンサーのばらつき、設備固有のばらつき、季節変動等)、設備劣化のように長期にわたり徐々に進行する場合などが挙げられます。
このような場合は、短期変動を見ているだけではなく、様々なスケールでの変動要因を簡単に把握できれば、人間が総合的に判断する事によって解決できる事が多々あります。しかし膨大なデータを様々なスケールでトレンド表示しようとすると、その労力は大きなものとなります。
PLEASUREは、この労力を大幅に削減し、本来の目的である、総合的な判断を強力にサポートするシステムとして開発致しました。
マルチ階層データ保存技術(特許取得済)を採用することにより、データを間引いたり、精度を落とすことなく、省ハードディスクサイズを実現し、さらに秒単位から10年以上の様々なスケールで軽快にトレンド表示することを可能にしています。